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第133号(2026年2月)アジア資本市場研究会特集号

中国投資収益問題の再検討
―対外資産構造分析および対外直接投資収益率の推計に基づいて―

薛軍(中国南開大学経済学院教授・当研究所客員研究員)

〔要 旨〕

 本稿は,国際収支発展段階論の枠組みに基づき,中日米など13カ国の比較分析を行い,現在中国の国際収支構造における主な構造的問題が,投資収益の持続的な赤字にあることを明らかにする。2015年から2024年に中国の対外投資総収益率および対外直接投資・株式投資・債券投資・その他投資・準備資産の年間収益率を推計した結果,長期的な投資収益赤字の根本的原因は,対外資産構造の不合理性にあり,中国の対外投資収益率の低さにはないことが判明した。さらに,本稿では対外資産の中で最も注目される対外直接投資の収益率を重点的に検証したうえで,主要先進国との比較を通じて,中国の対外直接投資の収益率は比較的良好であり,また対外直接投資のストックは中国経済のボリュームに対して依然として上昇の余地があることが示している。

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  • 国際収支発展段階
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  • 投資収益赤字