講演会開催予定
講演会開催予定
今後の講演会の開催予定を、このページの下段に掲載していますのでご参照下さい。
講演会員の募集も行っております。詳しくは講演会員募集をご覧ください。
なお、従来募集しておりました以下の一般の方向けの随時参加のお申し込みは、現在休止しております。
日本証券経済研究所では、現在、以下の講演会への参加を受け付けています。参加費(2000円(税込))をお支払いいただければ、講演会員や証券会社・資産運用会社にお勤めの方以外の一般の方々にもこれらの講演会にご参加いただけます。
今後の開催予定
企業買収法制の動向と課題
- 開催日
- 2023年12月27日
- 講 師
- 田中 亘氏(東京大学 社会科学研究所教授)
今回の「資本市場を考える会」では、東京大学 社会科学研究所教授 田中 亘氏をお招きし、「企業買収法制の動向と課題」と題してお話を伺います。
わが国においては、戦後長く株式持合いが続き、敵対的企業買収が起こりにくい状況が続きました。しかし、経済状況の変化や、コーポレートガバナンス・コードの導入を始めとした諸制度の整備等により、株式持合いの解消が進み敵対的企業買収やアクティビスト活動が増えています。さらに近年は、買収防衛策について注目される司法判断がなされたことも相まって、本年6月から金融審議会「公開買付制度・大量保有報告制度等ワーキング・グループ」において、公開買付制度等の検討が開始されています。また、本年8月には、経済産業省が「企業買収における行動指針」を公表し、これが、買収者と対象会社取締役の行動規範についての司法解釈にも影響を与える可能性があります。
今回は、企業買収法制について、現状と今後について考えます。
中国のシャドーバンキング—最近の動向と今後の課題—
- 開催日
- 2023年12月8日
- 講 師
- 李 立栄氏(亜細亜大学都市創造学部、大学院アジア・国際経営戦略研究科准教授)
今回の「資本市場を考える会」では、亜細亜大学都市創造学部、大学院アジア・国際経営戦略研究科准教授 李 立栄 氏をお招きし、「中国のシャドーバンキング—最近の動向と今後の課題—」と題してお話を伺います。
中国の不動産金融における不良債権の増大と金融システムへのリスク波及がここ最近懸念されています。中国では、シャドーバンキング(影子銀行)と呼ばれる銀行以外の金融仲介が近年急速に発達し、実体経済の新規資金調達の半分以上を占めていますが、多様な業務実態が存在し、世界金融危機の遠因となった米国のシャドーバンキングと必ずしも同列視されるものではありません。中国のシャドーバンキングは、さまざまな問題の指摘が可能であるものの、自由競争への転換と金融包摂の意義や、金融分野におけるイノベーションの活性化をもたらすなどの積極的評価をする見方もあります。
今回は、中国のシャドーバンキングの変遷と実態を考察するとともに、不動産金融問題にも触れながら、最近の事情と今後の展望について考えます。