図説 証券市場シリーズ
図説 日本の証券市場 2026年版
『図説 日本の証券市場』は,わが国の証券市場の仕組み,機能などを一般向けにわかり易く解説した概説書です。本書は2008年の刊行開始より,類書が少ないこともあって各方面から好評をもって迎えられ,2年毎に内容を改訂して刊行を続けています。
この2年間のわが国証券市場を顧みると,かなり大きな変化が見られます。まず,コーポレートガバナンス改革の進展により,海外投資家のわが国株式市場に対する関心が著しく高まっています。さらに,企業業績の改善,AIブームなどにより,わが国株式市場はバブル期以来の活況を呈しています。また,債券市場では,日銀の金融政策正常化に伴う長期金利の変動によって,市場取引等が活発化しています。政府においても,資産運用立国,新NISA,金融教育の取り組みなどわが国証券市場の活性化に資する政策を企画,実施しています。こうしたことから,総じてわが国証券市場への関心は内外で確実に高まっています。
今回の2026年版では,各項目において,2年間の市場の進展に応じて記述,統計をアップデートしたほか,新しい項目を数多く追加して内容の充実を図っています。具体的には,「東証市場区分の見直しとその後の取組み」,「個人向け公社債の発行」,「金融商品仲介業」などの項目を追加したほか,「清算・決済制度」,「非上場株式の取引制度」については,新たに章を設けて説明の充実を図りました。
本書2026年版が,わが国証券市場に関心を持つ多くの方々に利用され,幅広く役立つことが出来れば幸いです。