クラウドファンディング

特別展示図書（Web版）［クラウドファンディング］

わが国では、起業や新規ビジネスの創出を活性化させるためには、アーリーステージ（成長初期段階）の新規・成長企業に対するリスクマネーの供給を促進することが重要とされています。平成25年６月には、金融審議会に「新規・成長企業へのリスクマネーの供給のあり方等に関するワーキング・グループ」が設置され、同年12月25日に報告書が取りまとめられました。この報告書の提言を踏まえて、平成26年５月30日には、「金融商品取引法等の一部を改正する法律」が公布され、市場の活性化（新規・成長企業へのリスクマネー供給促進等）の観点から、投資型クラウドファンディングの利用促進などが盛り込まれました。このクラウドファンディング等に係る規定は、公布の日から１年以内には施行されることになっています。

クラウドファンディング（Crowd Funding）とは、「新規・成長企業等と投資者をインターネット上で結び付け、多数の者から少額ずつ資金を集める仕組み」であり、資金提供者に対するリターンの形態により、寄付型、購入型、投資型に分かれます。投資型については、現行法上、株式形態とファンド形態に分けられます。今回改正金商法で解禁されるのは、非上場株式について、インターネットを利用して業者が投資者へ勧誘を行い、売買を成立させる株式投資型のクラウドファンディングです。

そこで、当特別展示図書（Web版）では、証券図書館のデータベースの「蔵書検索」および「証券関係論文・記事検索」より、「クラウドファンディング」関連の書籍（５点）および記事・論文（20件）を抽出して、別添のとおり、一覧リストを作成しました。

• 関連書籍
• 関連論文・記事

• なお、平成２７年６月３０日（火）に当研究所の「資本市場を考える会」が開催した、内閣官房社会保障改革担当室審議官・向井治紀氏による講演「マイナンバー制度の概要と最新動向について」の模様は、７月中旬以降ホームページに動画で掲載の予定です。併せてご覧ください。

１．関連書籍

２．関連論文・記事