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証券経済研究 第101号(2018年3月)

昭和初期株式市場のパフォーマンスインデックス算出による検証

平山賢一(東京海上アセットマネジメント(株)運用戦略部長・チーフストラテジスト)

〔要 旨〕
 本稿は,昭和初期の株式投資成果を検証するために,東京株式取引所の短期清算取引市場銘柄を対象とした配当込株価指数である昭和初期株式パフォーマンスインデックス(Equity Performance Index; EQPI)を算出し,その評価を試みたものである。
 従来から,東京株式取引所の株価や主要株価指数(平均株価)が,戦前株式市場の指標として金融史研究およびファイナンス研究では取り上げられてきたが,配当を含めた投資成果の研究は,一部の海外の研究者に限られており,その算出手法も十分に戦前株式市場の特性を反映したものではなかった。そこで,権利落修正・追加払込修正・配当修正を実施したEQPIを算出し,他の指標との比較を行ったうえで,戦前・戦時期の株式市場の特性について検証した。
 その結果,1924年6月から44年11月までの期間についての配当込の投資成果は,短期金融市場(東京コール)や国債(昭和初期国債パフォーマンスインデックス)よりも優れているものの,この優位性は30年代後半以降に認められるものであることが明らかになった。また,株式のシャープレシオや超過収益率,そして物価指数(東京小売物価指数)を用いた実質株価指数を算出することで,戦時期の株式市場のファクトファインディングを行った。

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