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証券経済研究 第112号(2020年12月)

ハミルトニアン・モンテカルロ法を用いたStochastic Volatilityモデルのベイズ推定による外国為替相場の分析


戸塚英臣(日本大学経済学部専任講師)
三井秀俊(日本大学経済学部教授)

〔要 旨〕
 本論文は,外国為替市場におけるボラティリティの確率的な変動について分析を行なったものである。特に,為替レート収益率とボラティリティとの間に非対称な動きが存在するかどうかの検証を行ない,同時にハミルトニアン・モンテカルロ法によるベイズ推定が,金融時系列モデルの分析に有効であるかどうかの考証を行なう。このようなボラティリティの確率的な動きを検証するため非対称Stochastic Volatilityモデルを用いてハミルトニアン・モンテカルロ法によるベイズ推定を行なうことにする。外国為替相場のデータとして,ユーロ/米ドル為替レート,米ドル/円為替レート,米ドル指数を利用する。実証分析では,ユーロ/米ドル為替レートでは収益率とボラティリティとの間には非対称性は存在しないが,米ドル/円為替レートと米ドル指数では収益率とボラティリティとの間には非対称性が存在するという結果となった。ここで,米ドル/円為替レートは米ドル指数に比べ負の相関は弱いがボラティリティの対数値の自己相関関数の減衰は遅いことが分かった。また,非対称Stochastic Volatilityモデルのベイズ推定において,他のマルコフ連鎖モンテカルロ法と同様にハミルトニアン・モンテカルロ法の有効性が示された。

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